愛がなくても喰ってゆけます。@中野

yukiguma2007-10-23

というタイトルのマンガをお借りしまして、矢も楯もたまらず、日曜はランチに中野のイタリアン『イルプリモ』、東京厚生年金会館での娘。コンを経て、夜はコパちゃんたちと新宿のベトナム料理『ミュン』に行ってきました。


このマンガを知ってる方には、そこまでやるかと笑えるコースかと思いますが、ご存じない方のために解説しますと、よしながふみさんというやおい漫画家(?)の方が、たいへん食い道楽で、とうとう実話に近い(?)食い倒れマンガを書いてしまったのがこの作品。実在のレストランだけが登場してまして、イルプリモもミュンも絶賛と共に登場しているわけです。


で、感想ですが、うん、微妙かなっ☆(ぇ


いや、味は確かにおいしいんですけど、お店の雰囲気とか接客とかどうかなー?という感じ。失礼を承知で言えば、“一昔前”のおいしい店が紹介されているという印象です。イタリアンの老舗、ベトナム料理の老舗、という感じ。老舗の味は愛すべきものですが、スポーツの記録がつねに塗り替えられていくように、今はもっとリーズナブルで斬新で、かつおいしいお店がいっぱいできちゃってるので、ちょっと分が悪いかなという印象。古ぼけて感じてしまう。


しかし、よしながさんは質実剛健というかなんというか。紹介されているなかには、いくつかすでに知っている店もありましたが、良く言えば骨太、悪く言えばオッサンくさいセレクトw あまし女子ウケはしないだろうと思いましたが、こういう店が好き!という骨太な女子を彼女にしたほうが、あんがい幸せかとも思いますので、ある種のリトマス試験紙として……って、どんどんひどいことになってるわねw


でもね、ほんとにおいしいはおいしいのよ、どっしりしてて。
写真は『イルプリモ』の「魚介のサラダ バジリコ風味」。ウニのスパゲティサルディニア風も、こんなにウニ入ってていいの?って感じでおいしかったです。ピザはいまいちかな。


ここはね、おいしいですけど覚悟していかないとダメですよ。おそらく見習い、あるいはここのシェフの息子?!と思われるもっさい男子が、なにがそんなに気に入らないのかたいへん愛想が悪く、ボケッとしてて、まったく感じよく接客する気がありません。私はサービスも感じがよくないと楽しめない軟弱ものなので、次回はちょっと無理かも。


新宿の『ミュン』は、生春巻きの完成度、ライスペーパーの戻し具合の完璧さに感動。でも牛肉のしゃぶしゃぶはたいしたことなかったかな。あっ、でもバナナ揚げがおいしかった! 私、バナナってそんなに好きじゃないんですけど、もう一個食べたいと思いました。