日本一○○○お菓子
コパンダちゃんが大好きな中条銘菓は
「鶴の子」というおまんじゅうです。
えーっと…、暴言&失礼を承知で申し上げれば、
一般には、日本一まずいおまんじゅうかもしれません。。。
というのもね、このおまんじゅう、
とにかくパッサパサで、味がないのよ!
どのくらいパサパサかっていうと、
一口かじったとたん、口の中の水分が全部なくなるくらい。
かといって、落雁やかるかんのように甘くもなく…。
とにかく、おまんじゅうとしてあり得ないの。
私も初めて食べたとき、
「まずいかもよ?」って言われてそのつもりで食べたんだけど、
口に入れたとたん、その想像すらはるかに超える衝撃が襲ってきて、
思わず「うぐっ!」とむせてしまったほどなのw
でも、コパちゃんは鶴の子が大好き。
実はコパちゃんのお母さんのご実家が中条にあり、
コパちゃんにとっては幼い日の懐かしい味のようなのです。
しかし、あまりにマニアックな味のため、
新潟でも中条でしか売ってない!
お母さんが里帰りするたびにコパちゃんは
「鶴の子、買ってきて〜」と頼むそうですが、
(;コパд母)<変わった子ねぇ…。
(;コパд父)<もし人様に差し上げるんだったら、けっして古くなってるわけじゃなく元々こういうお菓子なんだって、ちゃんと説明しなきゃダメだよ…?
と、ひどい言われようらしい。
しかし、なんでそんなにパサパサで味がないかっていうと
戦前の砂糖が貴重だった時代の味を守っているかららしく、
高度成長期に、(当然ながら)皮をしっとりさせてみたところ、
逆にクレームが殺到して、元に戻したという逸話があるらしいです。
そして、そうした熱狂的な支持者以外にはまったくうけないため、
ひっそりと中条でだけ売られている…と。
一昔前は中条駅では売っていたそうですが、
それもいまでは撤退しているため、
製造元の西屋菓子舗まで足を運んで買ってまいりました。
鶴の子は同店の代表菓子のはずなのですが、
なぜかショーケースの下のほうにひっそり陳列されており、
店番をされてた上品なおばあちゃまが
「あらまぁ、鶴の子をわざわざ…?ご苦労様です…」
と不可解そうにおっしゃったのが印象的でした。
そして今日、満を持して淑女連で試食会を行ったのですが……
(*コ▽パ)<これこれ!あー、おいし〜〜〜〜♪
(;ロ◇バ)<…………。
(;モ皿ル)<…………。
(;さ。る)<…………。
(;く∀ま)<…………。
10個入りの箱だったのですが、
結局、コパちゃん以外は一人ひとつは食べきれずに回し食いとなり、
残った7つをコパちゃんが、ほくほくと持って帰ったのでした。
(*コ▽パ)<一日いっこずつ食べるの〜♪大事に食べるの〜♪
こういうお客がいるから、味を変えられないんでしょうね。
なんというか死活問題と思うんだけど、もはや潔ささえ感じる域よ。。。
というわけで、ある意味、確かに銘菓と思うので、
中条に行かれた方はぜひ、味わってみてください。
ハマる人はおそらく熱狂的にハマる。
だって、こんなお菓子、ほかにどこにもないもの!!!