モテるあいつの「聞き上手」

今朝は、朝っぱらからつまんないこと書いてごめんなさいw
や〜、酔うとロクなこと言わないわねー、ほんと。


さてさて、人間だれしも自己中なものですが、
日頃はそれを隠して、あるいは気づかずに生きております(たぶん)。


売れる営業マンは、話し上手ではなくて「聞き上手」な人と言われたりしますが、
それもさもありなん、人の話を聞くより、自分の話をしたい人のほうが多いのですから。


でも、「聞き上手」って、ただフンフンと
受け身でうなずいてるってことじゃないんだなって
最近、とある人を見ていて思いました。
(ひたすら受け身でうなずいていられる人もすごいけど、“いいひと”で終わったりします)


真の「聞き上手」というのは、かなり「攻め」の姿勢です。
アグレッシブにあいづちを打つことはもちろん、
かなり積極的に相手に「質問」して、話を引き出します。


単純に「えっ、それってどういうこと?」ときいて話を掘り下げたり、
「それでその時、君はどうしたの?」「大変だったんじゃないの?」と、
とにかくもっと相手に話をさせるように仕向けます。


「俺はこう思うけどね」じゃなくて、
「俺はこう思うけど、どう思う?」というのが聞き上手のテクニック。


さらに上級者は褒めて相手をもちあげ(これはわりと簡単)、


もっと上級者はうまく茶化して、面白さをプラスします。
(お笑いでいうところのツッコミ役。これ、感じよくやるのはむずかしい)


とにかく、けっして受け身ではありません。
むしろ攻め込んで相手から気持ちよく話を引き出し、
掘り下げる、あるいは盛り上げるから、
商品は売れるし、恋愛では「モテる」ということにつながるのです。


ルックスや諸条件がさほどでもないのに(という言い方は失礼ですが)、
不思議とモテる、あるいは恋人が切れないという人は
この「積極的な聞き上手」が多いように思います。


自然とこれができちゃう人は、四方八方からモテていいですねー。
非常に人格者でもあると思います。


まあたいていは、私なんかもそうですが、
理屈がわかっていても、そううまくはできません。


なぜなら、これはサービスだからです。
人の話を聞くというのはサービスであり、ビジネス上の利益があるか、
恋愛上の利益があるか、まあ友情上の利益というのが必要かどうかわかりませんがw、
とにかく「自己中」でなく、「相手中(相手本位)」になることだから、疲れる。


人には好かれますが、疲れます。
私のような身勝手さんはとくにw


唯一、楽しみながら聞けるのは、「好きな人」のお話です。
その人のことがわかって、かつ好かれるのですから、
「この人に好かれたいな」と思ったら、意識して使いたいテクニックです。


てゆうか、たいていの人は自然に使っているでしょう。
相手に興味があるわけですし、いろいろ知りたいのですから。
愚痴だって悩みだって「話してくれてうれしい」し、相づちにも熱が入ろうというものです。


まれに、好きな人の話さえ聞けずに自分の話ばかりする人がいますが、
これは相当ルックスでも良くないと、相手を口説き落とすのはむずかしい。


知らぬ間に相手にサービスをさせているので、そりゃモテません。
この癖が抜けない人は、占い師かカウンセラーにお金を払って自分の話を聞いてもらって
体内の俺っちについて話したいモード(かまってモードともいう)を減らしておくか、
相手にご馳走でもするか、一生懸命に勉強して博識になることです。


自分に恋をしてるわけでもない人が喜んで話を聞いてくれる場合、
そこには必ず相手にとってのメリットがあります。


「この人の話は役に立つ」「勉強になる」と思うから
人はお金を払ってても有識者セミナーに行くのであって、
そうでもなければ「フーン、占い師さんに聞いてもらったら?」となります。


ですから、相手にとってのメリットになること、
相手が知りたそうな情報ですとか、知識ですとかを話すのは有効です。


趣味の合う人同士の話が盛り上がるのは(たとえばヲタ話)、
それぞれが自分勝手に話をしていて、多少噛み合わなくても、
双方にとってメリット(情報だのなんだの)があることが多いためです。


ただし、ウンチクくんが嫌われるのは世の常ですよね。


そこで求められるのがユーモアです。
お笑いの勉強もしないとだめですねー。
むずかしいですね、人に自分の話を喜んで聞いてもらうというのはほんと。


友情はギブアンドテイクだから、お互いにサービス精神が必要ですね。
愚痴の言い合いのネガティブなつながりも、
お互い様であれば価値があるのでしょう(私はイヤだけど)。


そうそう、上級者は愚痴も笑いに転換するんですよね。
笑いで昇華というか、自虐ネタ?w


これはうまく人に話を聞いてもらうコツかもしれませんね。自虐ネタ。
私もマスターしたいものです、説教しかしないものですから。


というわけで、本日の雪ぐま説法おわり。
こんなブログを毎日読みにきてるあなたが好きよw