熟女好きの坊や。

昨夜は男性ばかり20人に、女子は私ひとりという飲み会でした。


仕事先の企業様、間に入る代理店様、そしてちょっとした仕事をお引き受けしたフリーランスの私という立場だったのですが、


先方がたいへんな合コンノリで(女性が少ない職場らしい)、なんだか申し訳なくなってしまいました。


それこそ20代の頃ならば、ヘンにかまわれたらただ「ヤだなあキモイ」とか「セクハラオヤジ氏ね」とか思っていればよかったのですが、


アラサーからアラフォーに移行してまいりました微妙な年齢という意味での妙齢でありますわたくしとしては、


あれこれ嘘くさくチヤホヤされても、「いやそんなに気をつかっていただかなくても……」という気分になってしまうし、


時々ジャブのように繰り出されるH系の質問も、「ねぇ、それほんとに知りたい?」とか素で思ってしまって、立場的にあまりイヤな顔もできないし、かといって「やだも〜、そんなの内緒ですぅ♪」みたいなノリではブリザード級にサムかろうとか思ってしまうし、


若くもなく美人でもない、くまっこ芸者にそんなに気をつかっていただいてすみませんという気分になるばかり。


そんな中で、酔っ払って私のことを「タイプですー」と言ってくる男の子がいました。


男の子ってなにって感じでしょうけど、入社2年目の24歳、キャリア10ン年の私から見たら男の子です。


それでまあ、気をつかってくれてるんだろうなあと思って、「ありがとうございます。マニアですねw」って答えたんです。


そしたらさあああ、その子がなんて言ったと思う!?


「僕、熟女好きなんですよね」


じゅ、熟女!?!?!?!?


ちがう、そのマニアって言ったんじゃない! 
で○専なの?って訊いたんであって、あたしまだ熟女じゃない!!!


一瞬マジで動揺した私にすばやく気づいて彼の隣にいた広報課長のおじさんが、「おい、そりゃ失礼だろ。雪ぐまさんってまだ30ちょっとくらいだよねぇ?」と言いました。


そうよ、そのくらいに見えているはずよ、だってヘアサロンで「32歳に見えるようにして」ってオーダーしてるもの…とか余計なことを思いながら全力で(いや必死で)にっこりして、


「いえ、もうちょっといってるんですけどぉ……」


とか首を傾げてみたりしてwww


でさ、結局実年齢を言うはめになったんだけどさ、そしたらその広報課長が「えっ……」って絶句して、(あー、そりゃ立派な熟女だわ……)って顔しやがったの!!!!w


死ぬかと思ったわ、もうorz


あーあ、案外ショックなものね。
わかってたけどわからないふりをしていたことがやっぱりわかっちゃった感じというかw


その男の子はきょとんとしてたから、「熟女」って最近はそう悪い意味じゃないんだろうと思ったけれど(バブル世代の女子たちがお金に糸目をつけずに美魔女化してるからね)、でもズバリ言われてみるとけっこうショックなものね。


さるもさんの高笑いが聞こえるわ。
あの子は美人のくせに、というか美人のせいか、こういうの全然気にしないの。
「年相応でいいじゃない」って言うのよ。


ええ、そうね、ほんとその通り。
私も気にしないでいたいんだけどね……。
でも、あんがいつまんないこと気にして心乱れるわたくしでした。。。


PS.
ちなみにヘアサロンでは「32歳に見えるようにして」ということに加え、さらに「パフィーにして」とか「ヨンアにして」とか言います。私のお気に入りの美人の美容師さんは、にっこり笑って「無理です」と答えてくれますw