占いに行きました

私は何事も合理的な考え方をする人間ですが(水瓶座だし)、たぶん神様っているんだろうなと思うし、目に見えない何かや、理論では説明できない不思議な力ってあるんだろうと、感覚的に思います。


だから占いやリーディング的なことって興味ありますけど、それに頼ったりすがったりということはない。どっちかっていうと好奇心。


今日会った占い師さんはそのことがすぐわかったみたいで、かなりサバサバしてました。


第一、私、その占い師さんの名前も知らなかったのです。


宣伝はしない、ブログも持ってないし、名前とかも書かないでというその占い師さんは、ただそこに座って(といっても神話に出てきそうな洞窟とかではなくてよくあるマンションの一室ですが)、来るべき人が来るのを待っているのだそうです。


本当は町に出て道行く人に「ちょっとそこのあなた!」とかやってみたいのだけど、ここにいろって神様が言うんだと笑っていました。明るくて早口な、フツーのお姉さんって感じの人です。


その人を知ったのも偶然ならば、なんで私がそこに行こうと思ってみたのか、気が向いたとしかいいようがない。


え、そんなにとるの?ってくらい鑑定料が高かったし、なんで行ってみようと思ったのかなあ。


家が近かったというのもあるし、ま、ほんと気が向いたのよね。


で、行ってみて良かったのかと考えてみると、実のところよくわからない。


もう私の中でわかってることを「わかってるんでしょ?」って念を押されたような気がする。


でも、いくつか「へぇ」と思ったこともあったから、やっぱり行ってよかったのかな。面白かったというか。


ホロスコープを見てたから占い師なのだと思うけど、どっちかっていうとリーディング系の人なのかも。


セッション(っていうの?)を始めるなり、私の顔をジッと見て「あのね、上が言うにはね」とか言うの。


私がびっくりして「上?」って聞き返したら、それは天の声というのではなくて、もっとあなたの近く、すぐ上から聞こえてくるんだけどさ、みたいに言って、


そう言っておいて、「ああ、でもそういう世界があると仮定したとしてね」というような、逃げ道的な言い方をする。


あんまり思い込まないでよ?私は聞こえてきたことを言ってるだけだからね?あくまで自己判断してよ?っていう感じが俗っぽくて、お金とっておいてそんなんでいいわけ?って笑ってしまった(笑)。


でもまあ、そんな感じで言われたことが、私が最近ずっと考えてることだったりして、ははあ、この人はどうやらそれなりに、人の考えや背負っているものが読めるんだろうな、とは思ったの。


そんなに神がかったふうでもなく、よくいるお姉さん風なんだけどね。


彼女は最初はわりと真面目にホロスコープと私を見比べながら話していましたが、途中でいきなり私に向かって手をかざしたかと思うと、「あなた、なんでも自分でわかってるでしょ。もうはっきり言うからね」と告げて、けっこうズケズケしたことを言いだしました。


「ドア開けてあなたを見た瞬間、うわっ濃ゆいのがきたなって思ったのよ」とか、


「オーラがものすごく大きくて濃ゆいから、人がよけてくでしょう? 世の中の3分の1の人は、あなたがキライだよ」とか。


それってパッと見からむちゃくちゃ感じ悪いって話?って、私は苦笑いw


「でも、あなたを嫌う人たちは、真実を見ることや、世の理(ことわり)を理解できない人たちなので放っておけばいい。いや、本当はそういう人たちとこそつきあうべき人なんだけど、今のあなたにはまだ無理」


「はぁ……(たしかにイヤかも)」


「あと3分の1は、熱狂的にあなたがが好きか、すごく理解しあえるか、苦手だけど何か気になると感じてそばにいる人たち。大事にしなさい、あなたってモーゼの十戒みたいな人なんだから、弾き飛ばされずに残ってくれてる人は貴重よ? 今はその人たちとだけつきあってたらいい」


「はぁ……(ありがとう、淑女連のみんな)」


「でも、理解しあえる人はごく少数。象牙の塔にいるのよね」


「は?」


「まー、たとえて言えばあなたって金星から来たスパイみたいな人よ。地球人とは交われないの」


「え??(UFO!…ってピンクレディーか!)」


「でね、ここからが言いたいことなんだけど、もしもっと大きな、本来の役割を果たしたければ、残る3分の1の人の心に伝わる言葉を持つことが鍵」


「(本来の役割…?)」


「あなたね、修業とかっていうより、自分の中と向き合えばいいだけなのよ」


「???(なんで修行の話……?)」


「でも、嫌がってるんだよねー。青くさいこととか、生々しいことがきらいなの。あのさ、あなた、バカ嫌いでしょ? 人がなんでそんなちっちゃいことで悩んでダメになっちゃうのかとか、全然わかんないことあるでしょ?」


「(ギク……;)」


「でもね、それってあなたの中にもあるよ。感受性がやたら強くて、避雷針みたいにばんばんエネルギー受け取っちゃうから人一倍傷つくし。でも、あなたはそれを理性で片づけて絶対にダメにならない三割バッター。イチローと同じなのね。苦しくても、真実や理(ことわり)が見えるから、愚かしさから目をそらして立っていられるし、自分の美意識にのっとって確実に成果を出せる。ってか、叩き出すの」


「はぁ……(まあ、叩きだすって感じかもねぇ…)」


「でね、それは3割の人には確実に高く評価されるから、それで十分、生きてはいけるんだけど、でもあなたは6割狙えると思うよ。それってすごいでしょ?」


「はぁ……(6割ってすごい? 8割ならわかるけど)」


「あのね、3分の1は確実にあなたがキライなんだってば(笑)。怖いんだよ、あなたみたいに怜悧な人は(笑)」


「怜悧(笑)」


「んーと、えーと、いや、あなたは誠実なんだけど、とにかく客観で、それの何が悪いの?ってヒトだから。肝の据わった人はあなたのことかわいらしくて大好きだけど、器の小さい人や、ただ共感してかまってほしいだけの人たちはダメなわけ。あなたといると傷つくの」


「はぁ……(思い当たる節がw)」


「この世の3分の1は、へこたれたら逃げて終わりの人。それはそれでなにも悪くないんだから気にしないこと。それよりもまず話せばわかる人たちよね、あなたのカルマにかかわってるのは」


「カルマ?」


「だからさ、象牙の塔から出なきゃダメなのよ。怖くても、もっと自分の生々しいところを見なきゃダメなの。そして、あなたが過去生から持ってきてる真実や理をもっとわかりやすく、やさしい言葉で伝えられたら、残り3分の1の人たちも救われる」


「(過去生ねぇ……)」


「ね? 6割の人にわかるように。いま持ってるあなたの技術はそこに使うべき。もっと本気になったら? 来世に持ち越すよ?」


「え、なんかよくわからないけどそれはイヤな感じ」


「でしょ〜? 実際はもうわかってるんだと思うけどねぇ。あ、でも2013年だね、本当に何かが変わるのは」


とか、とにかくこんな感じ。
早口でねぇ。メモ取るのたいへんだったw


でね、なにがどんなふうに見えてるんだろうと思って、「オーラってどんなふうに見えるんですか?」って訊いたら、


「あなたの場合は言葉が落ちてくるみたいに見える。それであなたのはスモーキークォーツとかルチルクォーツにそっくりだわ。持つといいかもよ。あ、待て。強くなりすぎるかな?」


だって。
色とか光とかじゃないのか、斬新だなとか思ったり。


そして、彼女はこう言ったの。


「あなた、晩年は神事(かみごと、と発音した)に入ると思うわよ」


うわ、まただ。
私、これ言われるの3人目だわと思って(台湾のオカマ占い師さんとかさ)そう言ったら、彼女は笑って、


「占い師で75点以上とれる人って、だいたい同じこと言うことになってんのよ。だから占い師めぐりやってる人とかいるけど無駄だよね。ほしい言葉くれるまでさまよってるだけで」なんて身も蓋もないことを言い、


それからちょこっと、やや不親切な感じに、彼女の見解を説明してくれました。


とにかく二言目には「わかってるでしょ」「あなたは大丈夫よ」を繰り返すから、そういう意味ではちょっと微妙だったなあ。これはほんとわかんないよとか思ってw


あっ、でもね。
いっこ、ヒーンorzってなったことがあって(笑)。


彼女が私にね、「なにか自分でもイヤになるくらい、とんでもなくできないことがあるでしょ? 簡単なことで」っていうの。


ま、これ、内緒だけど、実は思い当たる節があってねw、「はぁ、まぁ……」って呟いたら、彼女がニヤッと笑って、「それ、あなたのカルマを解消するためにそうなってる」って言うの。


「あなたって一人で完成しちゃってるような魂だから、どうしても人に助けてもらわないとできないことが必要だったのね。恥ずかしがってないで、もっと人に甘えて助けてもらえば? 頭下げてさ。それもわかってるんでしょ?」


だって!
ええ、ええ、わかってますとも! (#`Д´)ノノ┻┻


でも、頭下げるのイヤ―――!w ←


まあ、とにかく面白い体験ではありました。
でもなんかちょっと疲れたな。やれやれ( ̄∇ ̄;)。