やさしくなくていい

人の期待に応えようとしてしまうクセがある。


期待どおりにできているかを気にしてしまうクセがある。


最近ちょっと、そのことに嫌気がさしている。



もっとわがままでいいのだ。だって、わがままな性格なんだから。


「〜しなければならない」は捨ててしまいたい。


ムカついたら、ムカついたって言ったらいいのだ。


やってられるかと思ったらやめたらいい。誰が困ろうと知らない。



ねぇ?


そんなふうにできたらどんな人生だろう。


そんな勇気は、私にはあるのかな?


今のところ、「あなたにしか頼めない」なんて言われていい気になっているけど。



でもきっと、客観的にはとてつもなくくだらない状況なのだ。


馬鹿げてるから、くだらないから、割に会わないから他の人では続かないことに、根気強く私はつきあってしまう。


根気強くなんていうとまるで私がよくできた人みたいだけど、そうではなくてただ偽善的なのだと思う。


物わかりのいい、いい子ちゃんでいたいのだ。


そして、逃げ出したとは思われたくない見栄っ張りなところ。




一時期、娘。小説を書くのに夢中になって、それを読んでもらうのが楽しかった。


見知らぬ誰かが、ただ私を褒めてくれた。更新を喜んでくれた。


私は私の思うように書いていた。


そりゃ読者さんが期待する方向はあったけど、どうするか決めるのは結局は私。


それは誰も口出しできない、私の世界。


たった一文字でさえも、私は誰の言うことも聞かない。誰の顔色も見ない。



誰も私を知らないところでしか、私はそれをできないのです。


みんなそうですか? こんなこと考え込むのは子供でしょうか。




もう、「〜しなければならない」は捨ててしまいたい。


やさしくなくていい。