淑女たちのSex and the city〜第5話〜
まったく手に入らないものはつまらない。
だけど、すぐに手に入ってしまうのもつまらない。
イライラハラハラしながらきりきり舞いをするのはイヤだけど、ジリジリする胸の内を感じながら、今か今かと待ち構えているのは楽しそう。
その差はきっと、相手の気持ちが透けて見えるかどうかね。
さてさて、さるもたんの巧みな交渉術により、現場のコパンダさんからまんまとレポが届きましたw
なにやら独り寝だったとのことで、すわ五十鈴川か!?と案じましたが……
きのうはクィーンサイズのベッドで1人で寝ました。
広々として良く眠れました。
お風呂も広々として良く洗えました。
でも、夜中に1時間だけ彼女が部屋に来てくれました。
部屋に来てくれるに至るまで、ヘタレらしい愚図なエピソードがあるのですが、それは長くなるので帰ってから話します。
どんくさいながらも、テンパリ具合が手に取るように伝わってきたので、大きな愛でもてなしました。
ということで、でっかいベッドをもてあました夜でしたが、気分は桃色です。
桃色ってどーいうことよ!? そこ、くぁしく!!!
さるもたんがさらに交渉を続けます。
すると、続けてこのようなメールが届きました。
なんで桃色かというと、えーと。
キスしてくれました。
雪ぐまたんとさるもたんの言いつけどおり、彼女からキスしてくれるまで長らくがまんして待ちました。
それもまたどんくさくて可愛かったです。
キスしかけては出来ないというヘタレっぷりが見事で内心爆笑だったのですが、ちょこっときっかけ作ってあげたら、勇気だしてくれました。
さっさと自分からしなくてほんとうに良かったと思いました。
奮発したピンクのブラジャーはまだ見せていません。
今夜は仕事終わったら駆け足で帰ってくるってゆってました。
2人でごはん食べて、朝までいっしょにいてくれるってゆってました。
それまでの間、近くにDHCエステがあったので、ボディトリートメント2時間コースに行ってきます。
1人で『I WISH』を聴いて過ごす夜にはならない予定です。
万が一、1人ぼっちで過ごす退屈な夜になったらメールしますが、便りがなければ元気な証拠と思ってください。
わ、笑える、がまんして待ったんだwww
てか、さらにエステとかwww
でもまぁ、楽しそうでよかった。うまくいきそうね☆
どんな理由があるにしても、ここまできて泊まっていかないヘタレちゃんのヘタレぶりにはまいりますが、ヘタレてるだけにイイヒトで、きっといろんな気持ちが透けて見えまくってるから、お姉さんはジリジリしつつも楽しくて仕方ないわけねw
もしかしてそこが、ヘタレちゃんとの恋の魅力なのかしら?
そんなことを思っている横で、さるもたんがゴルゴ13のごとき鋭さで「きっかけって何?」とさらなるメール攻勢をかけてくれまして、さらにお返事がきました。
さるもGJ。
えーと。
キスのきっかけは、手を握るという古典的方法です。
それ以上気の利いたことはできません。
全身トリートメント終了。
肌年齢が5歳は若返ってアラフォじゃなくなりました。
ごはん、たくさん食べて高くなると悪いので、いまホテルの部屋でポンデリング食べてます。
ちょw コパ、なんてけなげなのーーーww
どうやらね、向こうが「今夜はご馳走します!」って張り切ってるふうなの。
だから今回は彼女の顔を立ててご馳走になることにしたらしいんだけど、どうも貧○っぽいからドーナツ食べてから行くって、けなげな乙女心じゃなーい?
ついでにお酒も一升くらい飲んでくといいわね。
ちょっとやそっとじゃ酔ったふりもできないんだからw
しかし、ヘタレちゃんは私とほんのちょっと歳下なだけ(つまり立派な大人)なのにこんな心配までさせるなんて……、どんだけヘタレオーラ発してるのかしら。。。
さてさて、そろそろご飯も食べ終えて、ホテルに戻ってる頃かしらねー。
ドラマチックな展開キボンヌだけど、フツーに並んでオリンピックの閉会式を見てる気もするわw
ま、どっちにしても“人生ってすばらしい”よね☆