淑女たちのSex and the city〜第７話〜

このシリーズ、シャレになんなくなってきたらやめるわね。
だって昨夜、淑女３人で韓国料理を食べに行ったんだけど、お会計が合算で5000円台だったのよ！
ビールもまっこり（瓶）も飲んでるのに、なんでこんなに安いのよって一瞬、目を疑ったわ。

どうもコパンダがいつもの半分くらいしか食べてないのよね。
夕方４時にカレー食べても焼き肉に行きたがるコパンダが、あんまり食欲がないらしいの。
恋する乙女ってすごいわね、ﾍﾀﾚちゃんのことで胸がいっぱいみたいよ？

さてさて、先日のﾍﾀﾚちゃんとの逢瀬、まだ詳しいお話をしていなかったわね。
まずは、初日のﾍﾀﾚちゃんの、さすがﾍﾀﾚなエピソードについて。

仕事が終わり、コパンダちゃんはホテルにチェックインして、ﾍﾀﾚちゃんからの連絡を待っていました。
何時に来ると約束してくれたわけではありません。
でも、きっと用事が終わったらすぐに連絡をくれるでしょう。
観音コパちゃんはのんびりとかまえていました。

♪♪♪♪♪♪♪

ﾍﾀﾚちゃんからのメールが届いたことを知らせるKISS!KISS!KISS!の着メロがなります。
ｷﾀﾜｧ♪
コパちゃんはうきうきとメールを開きましたが、次の瞬間、がっかりしてしまいました。
そこにかかれていたのは、ﾏｼﾞどーでもいい世間話だったのです。

んー、やっぱねぇ、乙女は期待してるわけなのですよ、かわいらしくもドラマチックな展開を。
たとえば、こんなふうに。

「もうすぐ会えると思うと心臓壊れそう。ルームナンバー、聞いていい？」
「1444よ。はやく会いたい。でも気をつけて来てね」
「いま、ﾀｸった。たぶん20分くらいで行ける。ねぇねぇ、シャンパン買っちゃったｗ」
「ほんと!? うれしい☆　なんかﾄﾞｷﾄﾞｷしてきちゃった（はぁとの絵文字×３）」

みたいなーーーｗｗｗ

なのになんだよ、世間話かよ。
てか、今日どうする気なわけ？

温和なｺﾊﾟﾝﾀﾞも、さすがにﾑｯときました。
まぁね、ボーイッシュとはいえﾍﾀﾚだから、かっこよく「ルームナンバー教えて」なんて言い出せなくて、世間話でご機嫌伺いをしてきたのでしょう。
でも、ここまできてそれって、甘え過ぎなんじゃない？

そこで、あえて「ああ、そうなんだ」みたいなそっけない返事を返したのだそうです。
そしたら、向こうから返ってきたのは「そうなんです」という一言だけ！

何度かそういうくだらない応酬が続き、そーとーｲﾗｯときましたが、そこはコパ観音、この人に任せてたらほんとに今日は会えないかもしれないと思い、とうとう（不服ながら）「今日、来るの？来ないの？」みたいな問いかけをしたのだそうです。

そしたら、「……１時間しかいられないけどいいですか？」。

コパンダちゃん、もうカッチーンときました。
ちょっとー、ぐずぐずしてるうえに、なんでそういうネガティブなこと言い出すわけ？
会いたいって言ってたじゃん、だから来たんじゃん。なんなの今更。

あー、わかるわかる。その気持ち、よーくわかる。
どんなに時間がなくても「あなたに会いたくて」と走ってきてほしいのが乙女心です。
むしろ、10分でもいいから会ってくれと情熱的に口説かれたいのです。

それが、「１時間しかいられないけどいいですか？」だとぅ〜？
ネガティブなうえに、まるで私がお願いして会ってもらうみたいじゃないか！

これにはさすがの観音もブチ切れまして、ベッドに携帯を放り投げて無視してたんだそうです。
で、もうこのまま会えなくってもいいや……、そう思いかけた時、やっとﾍﾀﾚちゃんからまたメールが来ました。

「会いたいです…。何号室ですか？」

おずおずと部屋にやってきたﾍﾀﾚちゃん、なんとずっとホテルのロビーからメールしてたそうです！
ちょっともう、どういう思考回路なのか私にはむずかしいｗ
だって世間話なんかじゃなく、「いまロビーにつきました！」とかメールすれば、２時間いられたじゃないの〜ｗ

「ちょっとしかいられないから、かえって悪いかなって思って…」

って、どーせ来るんでしょ？ｗ
だったらさっさと来たらいいのよ、風のようにね。

まぁ、そんなやれやれな状態だったﾍﾀﾚちゃん、当然のようにキスもできずにコパちゃんの助け舟を借りていましたが、一度「OKなんだ！」となったら、あとはワーイ♪と舞い上がって一気に自信満々な展開に……。

それってどうも、ﾍﾀﾚ種族の方々の習性のようですねｗ

そして、強引に来られると急にﾄﾞｷﾄﾞｷ、しおらしくなっちゃうのがまた乙女の習性でございますｗ

「どうするの？」なんて言ってたお姉さんぶりはどこへやら、いま、コパちゃんは彼女を想ってため息ばかり。
トークのネタ感もなくなってきて、うっかりするとただノロケてしまい、さるもたんに冷たく「オチがない」と言われるばかりなのでございます……。

■追伸
写真は、新しくうちに来たIDEEのソファ。
ずっと欲しかったのです☆