淑女たちのSex and the city〜第8話〜
♪どうして愛してるだけじゃ満たされなくなる? 愛されるまでは……
竹内まりやの凄みをひしひしと感じる今日この頃です。
さて、昨夜は℃-ute紺に行きまして、淑女連一同、ヲタの皆さんが振り回すタオルをかわしながら、きらめく若さをチャージしてまいりました。
そしてその後、いつものようにお食事会へ。
いつもならば、かっぱ姫の天才ぶりや韋駄天の汗だくぶりについて意見交換が続くのですが、今回はやはり話がすぐにコパンダちゃんのほうに流れてしまいます。
このブログでしか状況を知らないモル美とロバたんも興味しんしんです。
そんななか、ワイングラスをグッとあおったさるもたんが、これまで公表していなかった事実について話し始めました。
( さ 。る)<実は、ヘタレちゃんには一緒に暮らしてる彼女がいるのです〜。
(;ロ◇バ)モдル)<ええっ!?
さるもたんのワインに、王妃の自白剤が入っていた模様です。
衝撃の告白はさらに続きます。
( さ 。る)<なのにコパンダは恋人と別れてしまったのです〜。
(;ロ◇バ)モдル)<えーーっ!!!
あーあ、言っちゃった。
つまりこの話、最初の頃は“W不倫”だったのです。で、今はというと……。
(;コДパ)<私、愛人になっちゃったってことだよねぇ……?
( さ 。る)<乾杯してから後の記憶がありません。
コパちゃんとヘタレちゃんの名誉のために申し上げておきますが、ふたりは決して浮気なほうではないと思います。
実はコパちゃんは数ヶ月前から体調を崩していまして、今はほぼ回復したのですが、一時期ちょっとたいへんだったのです。
仕事に行くのもたいへんだし、一人暮らしだから買い物や食事ひとつもやっかいな状況。
ご近所に我ら有能な淑女連が控えているにしても、そりゃ夜は寂しかったり気弱になったりもしますよね。
そんなときにヘタレちゃんはたまたま仕事で東京にきて、以前から憧れていたお姉さん(なんだそうです…)が困っているのを知り、滞在中、とても献身的に尽くしたんですね。
そして地元に帰ってからも気にかけて、1日に何度もメールをくれたり、電話をくれたり。
コパはそれがうれしくて、それなりに頼ったり甘えたりしたでしょう。時々は弱音を吐いたり、泣いちっちだったかもしれません。
そしたら遠い存在のはずだった年上のお姉さんがとても身近なかわいい人に思えてきて、漠然としていた憧れがリアルな恋へと変わってしまった……と、ヘタレちゃんの気持ちはそういうことだと思います。
コパちゃんはコパちゃんで長くつきあってた恋人が、あまりやさしくなかったんですよ。
あれこれ理由はあったようですが、コパの状況を知っていながらろくに見舞いにも来ず、生活のサポートも淑女連に任せっぱなしで、何週間も顔を見せない。
観音コパは「忙しいから仕方ないよ〜」と笑っていましたが(むしろ雷獣雪ぐまがピカー!と激怒w)、まぁ、大切にされているとはとても感じられなかったでしょうね。
そんな心の隙間に、ヘタレちゃんが入ってきちゃったわけですよ。
控え目ながらも熱い好意を寄せられて、ぐらぐらきちゃったわけよw
まぁ、でもねぇ。
私はいちおう忠告したのよ? 彼女と別れるにしても、もっと様子をみてからにしたほうがいいわよって。
だって、どうなるかわからないじゃないの。
ただでさえ遠距離だし、ヘタレちゃんはヘタレなんだもの、YSP(やり捨てポイ)する度胸もない代わりに、彼女と別れてくる度胸だってありゃしないわよ!
(全国のヘタレ種族の皆様方の名誉を著しく毀損していることをお詫び申し上げます)
でも、そんなこととは関係なく、気持ちが移ったらもうまっしぐらなのが乙女の道なのね。
ヘタレちゃんに会いに行く、で、泊まる……。
そう決めたらズバッと彼女と別れてもう振り返らない、コパちゃんの乙女ぶりには脱帽です。
彼女と別れたことは、まだヘタレちゃんには言っていません。
正直、言うべきか言わざるべきか……。
言うとしたら、いつどのようなタイミングで切り出すべきか……。
そこが現在の淑女連の争点です。
私だったら、聞かれなきゃ言わないと思うの。
だって、お互いに恋人がいるとわかったうえで仲良くなったんだもの。
こっちが別れたからってガタガタ言うのはルール違反と思うわ。
で、ひたすら気を引く努力をするw
彼女よりも私のほうがダンゼン魅力的なら、自然と私と一緒に生きようとしてくれるものです。
だけど、相手がヘタレなだけに、そしてコパちゃんが♪尽くしてるのって燃えるの〜♪な狂い咲き乙女なだけに、ひたすらズルズル…って可能性もなきにしもあらずw
そしたら、「私は愛人じゃイヤよ☆」って、はやめに表明したほうがいい気もするの。
私個人の感覚としては、この状況なら愛人でいたほうが楽しいんじゃないの?って思うけどもw
(;コДパ)<いやだ別れてほしい〜(泣。
( さ 。る)<無理と思うよー。だって尻に敷かれてるんでしょう?
( く。ま)<できたら波風立てずにうまくやりたいと思ってるよねぇ?
( ロ◇バ)<うん、うまくやりたいね〜。
淑女連唯一のヘタレ族であるロバたんが身も蓋もない意見を言ってのけたとき、それまでおとなしく会話に耳を傾けていたモル美たんが、いきなり口を開きました。
( モдル)<そんなの波風立ててやったらいいのよ。
(;く▽ま)さ 。る)コДパ)ロ◇バ)<え?
( モдル)<私なら向こうの彼女と話をつけてきちゃうな。
ええええええ???
意外と獰猛なモル美メソッドにビビりまくる淑女連w
( モдル)<だってヘタレは自分で決められないに決まってるもの。こっちで決めちゃえばいいのよ。
ヒーwww
小動物みたいな子が一番怖いわぁwww
( さ 。る)<うーん、斬新な意見だわ…。
(;く▽ま)<うちらじゃ考えつかないよね…。
( さ 。る)<問題は向こうの彼女が志穂美悦子みたいな女だったらどうするかってことね。
(;く▽ま)<ああ、「うちの人を楽しませてくれてありがとう」みたいな?w
( さ 。る)<お歳暮届いちゃったりして。
(;コДパ)<そんなの負けちゃうー(泣。
さぁどうなる、コパンダちゃんの恋!?
……って、このシリーズいつまで続くの?
コパンダちゃんがひざまづいてプロポーズを受けるまでかしら、英国風に。