淑女たちのSex and the city〜第15話〜

yukiguma2008-09-23


ヘタレ“王子”ってどうなの?
まあいいですけど。


さてさて、コパンダが東京に帰ってきまして、先ほどまで、ご近所カフェで4時間も淑女会やってました。


もうなんだか、なにからツッコんだらいいのかよくわからないので、今日はまずあれこれ言わずに、箇条書きで今回の逢瀬をまとめてみます。




【土曜日】
お昼過ぎにコパ現地到着。夕方には仕事を終え、ひとりでご飯を食べてホテルにチェックイン。どうやら、お花やケーキなどは届いていない模様。ちょっぴり期待していたので残念な気持ちになる。


プレゼントに指輪をもらうことはわかっていたので、さっそく手のケア開始。マニキュアを塗ってみたり、ハンドクリームをすりこんでみたり、指の毛を抜いてみたりw、あんがい忙しく過ごす。我ながら白魚のような手になり、わざわざ鈴虫オリーブハンドクリームやら資生堂の毛抜きを持ってきたかいがあった。


ヘタレ王子、仕事&断れない飲み会が終わった後、深夜にホテルに登場。汗だくになって走ってきてくれて、会うなりハグしてくれる。


ドキドキのプレゼントはフォリフォリのリング。コパンダの乙女COCOROをドンピシャくすぐるデザインだったうえに、王子様みたいに手をとって指にはめてくれため、脳内に♪(* ^▽^)<私の王子様〜♪というシュガーヴォイスが響きわたり、すっかりお姫様気分になって誕生日を忘れられた怒りはもう全部どっかいった。お花もケーキも結局なかったけれど、そんなのもどーでもよくなった。


しかし、どうしても一緒にケーキを食べたかったので、「明日、ケーキ買ってくるから、一緒に食べてくれる?」とお願いした。ヘタレ王子はおちゃめに「1個だけにしてくださいよ〜?」とか言って笑わしてくれた。


コパンダが買ってきていたお酒を飲みながらトーク。もともと趣味も仕事も似ていて、なにげに話が合う二人。ヘタレ王子の「実は足が臭い」という自虐ネタに大笑い。悪戯心で嗅がせてもらったらマジ飛びのいちゃうほど臭くて超楽しかった。


いきなりヘタレ王子が「コパンダさん、もしかして彼女さんと別れたんですか?」と核心に迫ることを言い出す。キタワァ!とはやる気持ちを隠しつつ、とっくに別れちゃったことを打ち明ける。


ヘタレ王子がすごく神妙な顔をしたので、いい女ぶって「言うつもりはなかったんだけどね……」と嘘をついてみたらw、「いや、それは私は聞いておかないといけないことだと思います」と言ってくれた。でもその時は、自分が彼女とどうするかという話はなかった。


桃色の夜。




【日曜日】
ヘタレ王子、朝から仕事へ。コパンダ、午後遅くからケーキを買いに街へ。


デパートで大好きなヴィタメールの丸いショートケーキを2個、それから地下のお酒売場でシャンパン(ヴーヴ・クリコ)を1本購入。


通りすがりにボディショップがあったので、ヘタレ王子へのプレゼントに足用のスクラブを購入。


ヘタレ王子は深夜にしか来られないので、ひとりで夕飯を食べてからホテルに戻る。


その後、2時間もかけてのんびりお風呂に入ったり、念入りにお肌のお手入れをしたり。アンチエイジングの最後の仕上げとばかりに高級フェイスパック(SKⅡ)をべっとり張りつけていたら、予定より30分もはやくヘタレ王子から「今から行きます」とメールがきてしまい、あわてて剥がす。


ヘタレ王子、またまた息を切らせて汗だくで登場。ぎゅっとハグしてくれた時に「いい匂いがする…」と言ってくれた。正直SKⅡの匂いだが、「そう?何もつけてないけどな☆」って、かわゆく首をかしげてみたりした。


ヘタレ王子はこちらから頼まなくてもかいがいしくお皿などを並べ、ケーキを食べるセッティングをしてくれた。


シャンパンの開け方を知らないみたいだったので教えてあげたが、緊張したのかゆっくりと栓を抜くことができずポーン!と飛ばしてしまい、半分以上が泡となって床にこぼれてしまった。


ケーキの包装フィルムが頑丈でなかなか剥がせず困っていたら、ヘタレ王子が「私がやります」と言ってくれた。しかし、1個失敗して軽く潰してしまったので、コパンダはその潰れたほうをもらった。もちろん「きれいなほうを食べて」と言ってくれたが、コパが「こっちでいいよ」と自ら潰れたほうを取った。


コパンダ、二人でケーキが食べれて大満足。ヘタレ王子も自虐ネタ満載の面白トークですごく笑わせてくれて楽しかった。


一緒にお風呂に入り、買ってきたスクラブでヘタレ王子の足を洗ってあげる。とても喜んでくれた。


なにげに、昨日の“例の話”の続きになる。ヘタレ王子は神妙な顔で「待っててください」と言った。「彼女が精神的に弱い人で、すぐに別れるのはむずかしい。でも、もう恋愛感情はなくて、好きなのはコパンダさんです」と明言してくれる。それを聞いてコパンダは、なんだか気持ちが楽になった。


桃色の夜。




【月曜日】
チェックアウトしたらすぐに帰る予定だったが、ヘタレ王子の予定が変わって夕方まで空いているというので、迷わず夕方まで残ることに。思いがけずデートができることになった。


行ってみたかったレストランがあったので、そこでランチ。高かったので悪いと思ってコパンダが会計する。


こないだモル美が“テレビではるな愛がゆってた、男子がコロッとまいっちゃうかわいいソフトクリームの食べ方”を教えてくれたことを思い出し、乙女モードで「ソフトクリームが食べたい☆」とおねだりをしてみたら、張り切ってパフェをご馳走してくれた。


本当は上から下まで茶色いチョコブラウニーパフェが食べたかったが、以前「かき氷は宇治金時が好き」と正直に言ったら「えっ、いちごミルクとかじゃなく!?」とショックを受けてたふうだったので、今回は慎重にピンク色のストロベリーチョコパフェをセレクト。


わりと近くに観覧車が見え、「乗りたいですか?」と聞かれたので張り切って「うん!」と答えたら乗せてくれた。観覧車の中で、ふいにキスをされてびっくりした。恥ずかしかったけどかっこよくてドキドキした。


その後、ショッピングモールを散策。ソニプラでスヌーピーのラムネ(360円)を見ていたら買ってくれた。その後、お洋服屋で細身ですごくかっこい赤色のパーカーを発見。ヘタレ王子に着せてみたらすっごく似合ったので買ってあげた(8000円)。


4時間ほどの短いデートだったけど、ずっと手をつないでいてくれたのがうれしかった。しかも手を引きながらすこし先を歩いてリードしてくれたのが素敵だった。


10月は忙しいけど、11月になったら東京に来てくれると約束してくれた。


新幹線のホームまで送ってもらって、涙ながらにバイバイ。




(* コ▽パ)<楽しかったぁ〜。もう大満足でした!(はぁと。
(;く▽ま)<いや、ツッコミどころ満載でしょ、これ(汗。


☆つづく☆