大切な愛と思いやりの心

釧路の思ひ出の途中ですが、ちょっと「………。」と思った話を聞いたので。

仕事先の方から聞いたのですが、
私も知っている同僚の女性が離婚危機だというのです。

その方はお見合い結婚をして５年目。
小さなお子さんがいらっしゃいます。

旦那さんは商社にお勤めで、３年前から中東に単身赴任でした。
その旦那さんがいきなり日本に戻ってくることになり、
その帰国した夜のことです。

その日も彼女は忙しく仕事を片付け、
保育所に預けていたお子さんを迎えに行って、家に戻りました。

家に着いたら、旦那さんはすでに帰っていて、
リビングでテレビを見ながら待っていました。
彼女は慌てて、味の素の冷食ギョーザと冷凍ご飯を
レンジでチンして食卓に並べたのだそうです。

その味気ない食卓を見て、旦那さんが声を荒げました。
「俺が３年ぶりに帰ってきたのに、なんだこの飯は！ふざけんな！」

それで、大ゲンカ。
彼女は「私ひとりで子供を育ててきているのに、なんの苦労もわかってない！離婚する！」と激怒しており、
旦那はなにもそこまでと慌てているものの、謝る気は毛頭ないそうです。

これ、どっちもどっちっていうか、「なんでそうなっちゃうの？」って感じしません？

私が奥さんなら、３年ぶりに旦那さんが帰ってくるのなら、
その日はなんとか仕事を調整して休むか、午後休をとるなりして、
手料理をつくって労わってあげたいなと思います。

どうしても仕事を休めなかったとしても、
肉じゃがとか、前の晩から仕込んでおけばおいしいものを
なにか工夫して用意しただろうと思います。

しかし、私がこの旦那さんだったとしても、
決してこういう言い方はしなかったと思います。
むしろ、帰って来て台所を見て、なんの準備もなさそうだったら、
これはそうとう忙しいか、ストレス（あるいは不満）がたまっているなと考えて、
「久々に鮨でも食べたいな」とか、さりげなく外食に連れだして、
彼女の負担を減らそうとすると思います。

俺が久々に帰ってきたのに…って、そりゃ寂しく思うけれど、
疲れて帰ってきたところに無理に手料理をつくらせるのも、かわいそうだもの。
（それが妻の仕事だろなんていう男性は論外ね）

なんの歓迎ムードもない彼女もやさしくないし、賢くないけど、
彼女の状態も鑑みず、俺を歓迎しろよっていう彼もやさしくない。
つまり、どちらも愛がないのでしょう。

そしてたとえ愛は薄れていても、
こういうことって、想像力と思いやりがあれば回避できることだと思いますが……

誰しも自分が一番かわいいから、
愛するよりも愛されたい愛されたいなのでしょう。
気をつけていないと、なかなかむずかしいものかもですね。

そして愛されるどころか、愛を得られないし、簡単に愛を失います。

愛について、私はよく考える。
私は愛したいし、愛されたいから、
なるべく思いやりや親切を忘れないように
たゆまず、気をつけていきたいなと思いました。

写真は、昨夜仕事先のｵｼﾞｻﾏに食べさせていただいた気仙沼産のフカヒレ♪
私は別に彼の愛人ではありませんが（当然だｗ）、
いつもよくしてくださる彼に、心がけて親切に振る舞わなければね。
たとえ、プリンターの使い方を100回聞かれたとしてもｗ