「朗らか」の効用

今日、仕事で麻布十番での待ち合わせがあり、地下鉄の駅から4番出口の上りエスカレーターに乗ったところ、


ふと目を上げると、地上からこちらに向かって、南米系(?)の外国人のお兄さんが、ハロ〜♪って感じで手を振ってたんです。


手にチラシを持っていたので、レストランかなにかのチラシを配っているんだなとわかりました。


エスカレーターはどんどん上がっていきます。


私の前に人がいなかったせいもあって、そのお兄さんは私が上がってくる間ずっと、私に向かって手を振ったり、投げキッスをしたりといかにも南米系らしいテンションの高いアピールをしていて、


まあ、エスカレーターなのでどうせ逃げられませんから、私は半分苦笑しながらも、面白いなあってニコニコ見てたんです。


で、地上について、ハイッてチラシを渡されて、茶目っ気たっぷりに「ヨロシクオネガイシマス♪」って頭を下げられたから、


はーいって感じで受け取って、バイバイって感じにちょっと手を振って、すぐ歩き始めました。


そしたら、待ち合わせてた人たち(20代後半の女子と男子)が、まだ待ち合わせ時刻には早かったのに、


「わー、雪ぐまさん、すごい好きー♪」って言いながら、きゃあきゃあ駆け寄ってきたんです(男子もw。


どうやら彼らは、けっこうはやくに着いてしまって、その南米系お兄さんの奮闘をひやひやしながらずっと見てたみたいなんですね。


で、私は逆にびっくりしたんですけど、ほとんどの人が彼のパフォーマンスを完全無視してイヤそ〜に(もちろんチラシも受け取らず)去っていってしまって、


それでもお兄さんがめげずにがんばっているので、なんだかかわいそうになってきてたところだったみたい。


そこに私が上がってきて、ニコニコ笑って(っていうかパフォーマンスにウケてただけなんですけど)チラシを受け取って、バイバイまでしたものだから、


「雪ぐまさん天使!」となって駆け寄ってきた、ということでした。



で、私は、「やった! いま私モテてる!?!?(*´m`)」っていう内心のほくそ笑みをひた隠しつつw、「ああ、そうなの? チラシくらい受け取ってあげたらいいのにね」なーんて、さらりとお姉さん風に流したわけですが、


いやー、これ、とくに男子の食いつきがハンパなかったですね。


お仕事の間中、ずーっと好き好き言ってましたね。


これ、モテのコツだと思った。男子ってほんとこういうのに弱いんでしょう。


朗らかで、ニコニコしてて、やさしそうっていうのにホッとするのかな。


それだけ気をつけてれば、モテないとかいうのはあり得ないんじゃない?と、婚活女子マニュアルとか書きたいくらいよw


あるいはこういう仕掛けでお見合い大成功☆みたいなビジネスとかww 



というわけで、朗らかさの効用について、あらためて実感した出来事だったわけですが、


かくいう私も、いつも朗らかにしてられるかというとそうではなく、むしろ距離が近づけば近づくほど不機嫌で辛辣なところが出てくるので気をつけなければいけないの(>_<;)


そして、こんなふうに、どこでだれが見てるかわかりませんからね。


日頃からなるべく楽しく、親切な気持ちで過ごすっていうのも大切なことですね(^−^)