国家って怖いわ…

東京の水、ヨウ素70ベクレルなので「乳児でも大丈夫」になりました。


そのようにさかんに報道されています。


ところが、事故後、3月18日になって政府が急遽、基準値を10ベクレルから100ベクレル(成人は300ベクレル)に変えていたのだそうですね。


WHO基準値では、依然10ベクレル(ヨウ素 I-131)なのだそうです。しかも幼児に限らずです。


なんというカラクリ。てゆうか、目くらまし。


「いや、100ベクレルでもただちに健康被害はないんだってばー」ということなのでしょうが、これは政府に不信感を抱くなというほうが無理があります。


私は専門的な知識がありません。一生懸命いろんな報道を見て、でもむずかしくて本当にはよくわからなくて、でもだからこそ、こんな簡単なごまかしにはギョッとします。


よくわからないけど騙された、と思ってしまうからです。


そんな民衆の心理は愚かでしょうか。いいえ、やはり政府や報道が不誠実だと思います。


そして悲しいのは、そんな世界に暮らさなくてはならないことでしょう。


都知事選だってそうです。私は築地を豊洲に移転するのは反対。


今回、豊洲液状化しましたが、築地は無事でした。だったら都民の台所は築地に置いておかねば、いざという時、都民の食が守られず被害が拡大するのは明白なのではないですか?


それを「上に建物があれば液状化しない」などと言い(浦安とかバンバンしてるでしょーが!)、どうしても豊洲に移転したがっているおじいちゃんは、同性愛者に対して露骨に差別的な発言を繰り返し、震災を天罰だと言い放って、それによって出たくもなかった都知事選に出なきゃならんのは自分の宿命だなどと言い出す感性の持ち主で、


新銀行東京でも1000億円以上の都の財産を注ぎ込んで失敗し、なんでそこまでこだわるかというオリンピック誘致も大枚はたいて失敗し、しまいにはお金がないのかなんなのか、福祉は贅沢だ自己防衛しろとか言い出す有様で、ああもう絶対やめて!と思うのに、有力な対抗馬がいないというこの悲劇。


てゆうかもはや喜劇?


先日、他県に住む友人から、「これで石原再選したら都民の良識疑うねw」と言われたのですが、いやあたしだってイヤなのよ!投票しないのになんでだかあの人が通っちゃうのよ!と地団駄踏むしかない始末です。


かなり話がそれましたが、とにかく悲しいのは、そんな世界に暮らさなくてはならないことよ。


私は比較的、なにごとも自己責任、自己防衛が当たり前、この世は弱肉強食でございますよという性格ですが、騙されるほうが悪い、ごまかされるほうがバカだとは思わない。


テレビで流れたら、そりゃおじいちゃんおばあちゃんは信じるよ。政府が、NHKが言ったから安心だって、思うよ。


それを情報弱者と切り捨てなくてはならない世の中ですか? それが21世紀の姿ですか?


とにかく口先だけの嘘はやめて。すぐに思惑が透けて見えるようなその場しのぎの言い訳もやめて。


嘘をつくなら、永遠にわからないようにしてよ。


なんて、色恋で騒ぐようなことと一緒ねw つまり馬鹿馬鹿しく空しいということです。


そんな腐った男(女でもいいけど)とは別れろと、色恋沙汰では言えますが、そんな国家と手を切れと、言われたって困っちゃう。


どうやって身勝手な彼(彼女)の嘘を見抜き、それを許容して、素知らぬふりをしながら都合よく騙されすぎないように裏を読み、適当に喝を入れつつつきあっていくか。


いま、私たちはそのようなテクニックを試されているようですね。やれやれ。


私がいくら忍耐強いからといって、いいかげんあなた堪忍袋の緒も切れますよ?と、四畳半の部屋の片隅でハンケチ噛んで唸ってる明治の女のような気分だわw 


無理矢理そう想像してみたら、すこしは面白かったのだけれど、やっぱり相当、面白くない話です。