被災地に行かれた看護師さんのブログ

26日に書いた水道水の基準値の話、いちお、なんらか正当な理由があるようです。


だからといって、お国のやり方にちっとも納得できない私なのですが(理解はできるけど腑に落ちないというやつ)、カッカして書き散らかした駄文のせいで必要以上に不安になられた方もいらっしゃるのではないかと思います。申し訳ありませんでしたm(_ _)m


その日のコメント欄に、pさんとはるさんが、この件について説明がなされているサイトのURLを貼ってくださっていますので、不安な方はお読みになってみてくださいね m(_ _)m




さて、お話は変わりまして、pさんが、東京から被災地に医療チームの一員として参加した若い看護師さんがお書きになったブログを教えてくださいました。


こちら。ぜひ読んで!


一人でも多くの方に読んでいただきたいブログです。
私はそう涙もろくないほうなのですけれど、途中で泣いてしまいました。
テレビで観るあの被災地は、被災された方々は、本当はこんなふうだったのかと知って……。


そして災害医療に携わる方々のプロフェッショナルな使命感と、あたたかさと切なさ。
本当に頭が下がる思いです、としか言いようがありません。


私は親戚縁者に医療関係者が多く、妹が大病してたこともあって、大学進学する際、母親や伯父たちから医療関係の学部に進むように何度かすすめられました。


将来は、人様と社会に貢献する仕事に就きなさいと言われました。


でもあまりにも成績が文系すぎて……というのは建前で、ほんとのところ血を見るのが怖くてのらりくらりとかわしまくったのです。


そして好きな仕事をしているのだけれど、今ほど母たちが言ってた意味がわかったことはありません。


自己実現のためなどでなく、社会に必要とされ、困っている人たちのために尽くす職業の尊さ。


自己実現がいけないってわけじゃないよ。どんな職業だって社会にいらないってことないでしょうけど。


さるもちゃんのお母さんがね、さるもちゃんに「仕事に自己実現を求めるから人は辛くなる。社会のためと思って働く人は辛くない」というようなことを話してくれたことがあるんだって。


その話を聞いた時、「すごいなさるもママ。しかしあたしは自己実現のためにしか働けない」って思った。


そして、こんな災害を前にすると、あまりの自分の小ささにこっぱみじんこだわ。


私、もし医療関係に進んでたとして、被災地に行けただろうか。


行きたいとか、お役に立ちたいとかいう気持ち(プライド?)だけはいっちょまえで、いざとなると腰が引けたかもね。怖くて。


医療の人とか、ライフラインを守る系の人とか、自衛隊の人とか、さりげなくすごい人たちがいっぱいいる。


この看護師さんはたまたま教えてくれたけど、たいていの人は黙ったままで、ぐらぐら揺れる中で、不眠不休で、まともに食事もお風呂もないみたいなとこで、本当に芯から困って絶望しているような人たちを、ただひたすら助けてる。


今もきっと、と思うと雪降る被災地の寒さを思って胸が苦しくなる。


でもそれはただのセンチメンタリズムで、やっぱりこっぱみじんこだわね(_ _;)


募金をします。そしてこの方が書いてくださったみたいにいつか旅行に行きます。なるべくはやく。


そう思うことも自分のためという気がするけれど、それでもすこしでも被災地の方の足しになると信じて。