好きな短編

さっき、「雪ぐま」の小説を読み返したのですけど、


あたし、よくこんなにいっぱい書いたよねー^^;


しかもあれですよ。自分で言うのもなんですが、なにか流れるように、溢れだすように、書いていますよ。


ピアノを弾くみたいとか、作曲するってこんな感じかな?とか思ってたな、当時。


とても楽しかった。よく想像したのはガラス張りの温室みたいな音楽室。


そこで自分のために弾いてたら、窓の外にいつのまにか毎日聴きに来てくれる人が現れて、それがうれしくてもっと弾いて、いろんな曲を弾いて、こんなのも弾ける、あんなのも弾ける、これはどう? 速いのは? 遅いのは? 甘いのは? 切ないのは? ってやたら得意になってひけらかして、


でもみんなやさしくて、ぱちぱちと拍手をしてくれたり、手を振ってくれたりみたいな。


まあ、たまには「うるせぇ!」「もうやめろ!」とガラスをバンバン叩かれたりもしましたけれどw、でもとても楽しかった、夢中だった、幸せだったと、ひとつの大きな恋のような形で胸に残っています。


でね、気に入ってる話はいっぱいあるのだけれど、なかでもこれは相当いいな!


 →『総天然色桃色片想ひ』椎名林檎×あやや


当時、Mステであややにデレデレだった林檎姫に、かわいい女の子を目の前にした年上女の空回りを見て、淑女連一同たいへん身につまされたことから書いたお話です。


なんていうの? いわば、歳の差百合? しかも純愛だな! ←


林檎姫、今からでも遅くない!


あややに曲かいてー。(こういうオチかw

「さくひま」にはまりましたわー

「ひまさく」でもいいんですけども。リバ上等。



拾いましたるひまさくのイラスト。なもり先生画。


キマシタワー。
なんじゃこれ、かわいすぎますわー。


ええと、ひまさく(あるいはさくひま)というのは、『ゆるゆり』のキャラクター、向日葵(右)と櫻子(左)のカップリングのことです。


けしからん巨乳でお嬢様言葉の向日葵と、ちっぱいでおバカでお子ちゃまキャラの櫻子。


ケンカばっかりしてるライバル関係の幼馴染、という設定なのですけれど、なんだかんだでいつも一緒のツンデレなふたりがかわいーのw


ゆるゆりの中では脇キャラの部類かなと思うのですが、CPとしてはガチ感高くて人気があるようです。


私も読んでて、まずここに食いついたもんねぇw
(結×京、綾×京もかなりツボですが)


次号のコミック百合姫のオマケには、ゼクシィに対抗して(?)、向日葵と櫻子の婚姻届がつくのだとかww


いいなあ、ゆるゆり。つねにアホかwwwって感じが徹底してて面白いわ^^


もう終わりましたが、秋葉原では期間限定の「ゆるゆりカフェ」なるものがオープンしてたんですってね。



( く∀ま)<ゆるゆりカフェ、行ってみたかったですわー。←向日葵の真似。


( さ。る)<ガチゆり、大惨事ですわー。 ←OPネタwww


( く∀ま)<ふたりでゆるゆりの世界を破壊してやりましょう?


( さ。る)<マジでいや。



ま、ゆるゆりカフェって、なんかきっと男子ばっかりって気がするんですけどねー^^;


そんなことないのかしらね。


かわいい女の子たちが、ゆるゆりコスプレで百合ん百合んしてたりしたのかしら?


ええ時代やなぁ……(´∀`*)。 ←千歳の真似。


PS.
もう一枚、拾いましたわ。なもり先生画。

これは、向日葵が櫻子にあげようと思って焼いてきたクッキーを「渡せない…」となってるところですのよ?

櫻子ったらまったくお子ちゃまで困りますわw

てゆうか櫻子が手に持っているのは何かしら? 謎ですわ……。

さて、『少女セクト』

なんだか百合漫画の紹介所みたいになってきたわね〜^^;


ま、いいか。実際、最近は百合漫画しか読んでいないし。


さて、『少女セクト』。こちらもたいへんな人気作ですねー。


少女セクト (メガストアコミックス)

少女セクト (メガストアコミックス)


私、最初に読み始めた時、まったくストーリーが理解できないうえに、キャラの見わけもつかず、これはエロいから人気なの? あまり好みじゃないわ…って思ったんですよ。


でも、2巻になったら、「あ、なるほど」とストーリーがわかってきて、そしたらキャラの相互関係や性格もわかってきて、俄然のめりこみました。


おそらく、短編・読み切りみたいな形でスタートした作品なのでしょうね。


それで何話かやって、好評だったから連載になって、ストーリーに流れが生まれてきた。
そんな印象でした。


さてさて、内容がわかってみると、私はこの作品、とっても好きだったのですが、


2巻の帯にね、「意地の張り合い、乙女心のオニゴッコ」ってあるんだけど、まさにそういう話なの。


奔放に、多くの愛を受け入れながら、心の中では一途にひとりの人を思い続ける思信(しのぶ)。


その思信に告白され、動揺しながら心惹かれていく桃子。でも、(たぶん)彼女の奔放さが悔しくて、惹かれていることを認めたくなくて、あてつけのように他の人とつきあい始める……。


くーっ、ええやないの!!!(なぜ大阪弁


いや、ええわぁ〜。(あ、ゆるゆりの千歳だわ。


あのですね、字面だけ読んでると、困った子たちの身勝手ラブストーリーなんだけど、なんていうのかな、うじうじしてないのよね。


身勝手が、サマになってる。


だから、乙女心の不可思議が、ウザさではなく趣きとなって、独特の世界をつくりあげているのだと思います。


それで、思信も、桃子も、お互い以外の自分と関係した人を愛していないかというと、そうではないのね。


愛してるし、必要としてるし、感謝してる。


あなたも、このままずっとそばにいてと、願ったりする。


乙女心の摩訶不思議ですよね。残酷な身勝手。でも、わかる。わかりませんか?




( さ。る)<わかるわかるー。 


(;く。ま)<あなたはわかりすぎよ……。




それでね、いろんな想いや関係が、わりと自由奔放に混ざるのもまた面白いのよ。


たとえば、思信の「お付きの人」(思信が好き)同士が、友情以上のいたわりをもって関係していたり、


桃子も「私は思信がいいの!」なんて言いながら、思信のお付きの人と駆け落ちしちゃおうかってくらい仲良くなってみたり、


なんてゆーか、倫理にはもとるわね(笑)。でも、いい感じなの。


この作品を単に「乱交萌え」みたいに見る人もいると思うけど、私はそんなふうに思わなかった。


結果的に乱交っぽいけど、こういう感覚って自分の中にもあるから(一途だったり、奔放だったり、いろんな愛があったりというね)、それをこうもうまいことサラッと描いた玄鉄絢センセイに脱帽という感じです。


最初は苦手で、何回か読むうちにどんどん好きになっていった作品でした。
そして結果的に、今かなり好きです^^


でも、誰にでもおすすめという作品ではないかな。かなりエロ主体だし、こういう乱れた(?)関係の有りように嫌悪感がある人も多いんじゃないかな。


でも、人の心って不思議だよね。


私だって、『GIRL FRIENDS』みたいな激ピュアな恋物語に萌え萌えなくせに、『少女セクト』みたいな話も妙に心に響いたりするしさ、


なんでしょうね、ほんと。


PS.
そういえば、この1巻の表紙ね、

「こんごま」みたいと思わない?w
思信と真弥って子なんだけどね^^


真弥(黒髪の子)は思信(茶髪の子)が大好きで、彼女の召使いになって寵愛されるの。
キャー! なんというこんごま!w

よし、『ゆるゆり』!

アニメ化されただけでもすごいと思うけど、


さらに、今期NO.1アニメじゃね?みたいなことまで囁かれているという『ゆるゆり』。


あまりに俗世の人気がありすぎて、なんだろなー、男子が好きな萌え漫画なの?とか思って、なかなか手が伸びなかったのですけど、


ごめんなさい、すごい面白いわm(_ _)m


ゆるゆり (1) (IDコミックス 百合姫コミックス)

ゆるゆり (1) (IDコミックス 百合姫コミックス)


なんて説明したらいいんでしょうねぇ、パタリロ的な不条理系百合萌え漫画という新ジャンル?


面白いわ、愛らしいわ、たまりません!


いまや百合はここまできてたのねと、お姉さん感涙よ!゜・゜・(*つд`*)・゜・゜・。


はっ、興奮して、ついカレーの匂いを漂わせてしまったわ!(いつもか


でもほんとー、とっても素敵な作品だと思います。


タイトルどおり、表面上の百合はゆるいですけど、でもね百合に対するすごく強い愛を感じますよ。


作者のなもりセンセイは、ほんとに百合が好きなんじゃないかなというか、わかって描いてらっしゃるんじゃないかなと感じる。


ただ女の子が好きで、女の子同士いちゃこらさせとこみたいな、そういう感覚ではないと思いますね。


知らないですけど、たぶんバリッバリの百合もお描きになれるんじゃないの?


なんていうか、リリカルな。(私は大好きよ!)


しかし、もはやそれを越えて『ゆるゆり』でどうだ、という提案なのである。


そんな印象さえ持つ、とっても能天気で、不条理で、ハートフルな百合漫画でした。


それでね、『ゆるゆり』は、アニメ化記念で、コミック百合姫の執筆陣が描く豪華アンソロジーも出ているのだけれど、


↓これね。

ゆるゆり コミックアンソロジー (IDコミックス DNAメディアコミックス)

ゆるゆり コミックアンソロジー (IDコミックス DNAメディアコミックス)


ここで、『半熟女子』の森島明子センセイがさぁ、


ゆるゆりの世界にガチゆり爆弾を投下!」的なお話を描いてらして、すごい面白いのw


さすが『百合男子』で、しょっぱなから「(百合的に)抜群の安定感」と讃えられた森島センセイだわーって爆笑しちゃったw^皿^


アンソロジーってちょっと内輪ウケの企画かなって思いますけど、こういう遊び方が、今はとても人気がありますね。


テレビでもそうだものね。内輪ネタみたいなことを、あえて出して、みんなで共有して楽しむような。


嫌がる人もいるけど、私は好きだな。


だってもう、多くの人が本気で何かひとつの共通認識をもつのはむずかしい時代だもの。


多様性を認められるのは、人間も社会も成熟の証。


バーンとミリオンヒットは出にくいかもだけど、いいじゃん。みんな違って、それぞれに内輪ネタをまきちらしつつ、受け取りつつ、小さな輪の中で、好きなこと楽しめば。


マニアでマイノリティであればあるほど、


同好の士を見つけた喜びは大きいのだろうし。ね^^


なーんてことまで考えてしまった、『ゆるゆり』の明るい読後感でした。LOVE!




☆淑女連マニアック情報☆
ゆるゆり』3巻の、このひとコマが、
わたくしとさるもさんの日常にそっくりな件。

京子×結衣ですね。
このやりとりといい、ルックスといい、そっくりだ!と淑女会が認定。
もちろん結衣がさるもさんで、京子が私よ。
京子が肥大化してるのが似てしまった理由だもの……。

悲しい事実

今日、夜道を、恋人と歩いていたら、


角のところで恋人がいきなり私の腕をとって引っ張り、


私の足を止めさせた。


えっ? と思って立ち止った私の目の前を、


仕事帰りのおしゃれな女性が通り過ぎた。


以前、むこうがブチ切れて仲違いして以来、もう会っていない友達だった。


音楽を聞きながら歩いていた彼女は、私たちに気づかず、目の前を横切って行った。


恋人が気づいて止めてくれなかったら、鉢合わせするところだった。


よかった。


私に会ったら、彼女はまたきっと傷ついてしまう。


やっと忘れかけてる頃でしょうに。


それにこっちは二人だし、むこうはひとりだし。




見送った後ろ姿は、あいかわらずセンスがよかった。


彼女のセンス、好きだった。


だから距離を誤ったのだと思う。仲良くし続けられる距離を。



彼女が通り過ぎてから、私と恋人は、また歩き始めた。


私の姿を見るだけで傷ついてしまう人がいる事実。


悲しくなるけど、もう仕方ない。

さあ、『青い花』

雪ぐまのやつ、これだけ百合漫画にハマってるふうなのに、


なんであの作品を持ち出してこないかねと思っていた皆さん。


お待たせいたしました。


志村貴子センセイ『青い花』、読ませていただきましたm(_ _)m


青い花 6巻 (F×COMICS) (Fx COMICS)

青い花 6巻 (F×COMICS) (Fx COMICS)


この作品はね、以前から、淑女連の腐女子担当・モル美たんに、激推しされていたんです。


モル美たんが、大阪の実家から東京に出てくる時、図書館が開けそうなほど収集した漫画を泣く泣く置いてきたのに、「これだけは」と、萩尾望都センセイの御作品と共に、そっと鞄に忍ばせてきた一作でございます。(泣ける―)


というのを知ってたので、あの漫画はいつでもモル美に借りられるわと思ってるうちに後回しになっていたの。


一度、モル美の部屋で1巻をパラパラっと読んだ時には、「ふうん…」って感じだったしね。


だがっ!!!!


モル美よ、私がうかつだった。


いつものことだが、私は後から気づくのである。


6巻までドサッと借りて、さーて…と読み始めて、1巻2巻くらいまでは、やっぱなんか茫洋とした話だなあ…って退屈してたの。


「なんなのこの杉本って先輩は……」って、イライラしていたしね。
(杉本先輩ファンの皆様ごめんなさい)


ところが4巻くらいからああた、物語に引き込まれるっていうか、吸いこまれるっていうか。


なにが起こってるってわけでもないんだけど、ふみちゃんの表情とか、コマの余白とか、線とか、空気とか?


とにかくすこし話が進むたびに、なにやらいちいち胸がキュンキュンしだしちゃって、


6巻では例のシーンで、ぐぎゃー!!!となり、その後のクリスマスでこれかよ!と身悶え、


ひたすらハァハァした後に、ぱたんと本を閉じて、しばしボーッとなって、「……で、7巻はいつ出るの?」と呟いていたというw


いや〜、百合モノとしても飛び抜けてすばらしいんですけど、おそらく、漫画としてまず、とんでもなく素敵なんですね、『青い花』は。


あまりに感激した私は、やはり『青い花』を激賞していた読書通の友人にメールして語り合ってしまったのですけれど、


そこでお互いに不思議がっていたのが、『青い花』ってキャラが魅力的かというと、どうもそうではない気がするのですよ、ということ。


あの中で誰が好き?って訊かれてもいまいち迷っちゃうというか、私は上田さんはいいなと思いましたけど、ふみちゃんも、あーちゃんも、かわいいけどでもなんか……って感じがする。


杉本さんはなんだかなだし、京子さんも見た目は素敵だけど惜しい、的な。


誰かにドーンと惚れる、ハマるって感じにはならない。


でも、見ていたい。眺めていたい。ずっとこの世界を。という感じ。


だから、これぞ物語の力、絵の力ということなのでしょうか。よくわかりませんけれども、不思議な読後感でした。


青い花』で誰が萌えるって、これだけのものをお描きになる志村センセイかもしれん、とか思ったものw


にしても、ふみちゃんはよく泣くなあ。愚図なんだか暴走なんだかよくわからないし。ヘタレw


でも、やっぱあーちゃんが受けなのかしら? いや、凛々しいとこあるし、攻めかしら?


ここで上田さんが実はあーちゃんが好きよとかなって、長身×おちびちゃん×長身の三角関係とかどうかしら?


とか、もやもや妄想してしまう私は、あの光溢れる作品世界を汚してしまいそうw


てゆうか、木漏れ日の感じとかすごいよね! なんじゃあのエアリーな感じ。


とかね、俗っぽくブツブツ考えながら、まだ思い出すとボーッとしてる。


出会えてよかったと思えた、心に残る百合漫画でした。

がっ……!!(百合ん百合ん爆弾に爆撃された音)

ちょ、いま、昨日の梨華ブログ読んだわ!


なんなの、最近の石川梨華さんは!


この百合ブームに乗じているの!?(もっとやれ。


よっすぃ〜が買ってきてくれたおそろいのiPhoneケースを自慢する梨華さんのぶろぐ。



これが、そのiPhoneケース。
ほー、梨華ちゃんが白で、よっすぃ〜がピンクとな……。


なんでその振り分けなの!?


イメージカラー、逆じゃないの!?


お互いのことをお互いが持つって意味なの!?!?(百合くま錯乱中